奇跡の再会

台湾:台北(2000年5月13日〜5月16日)



タイ航空のソウル−香港のチケットがTAX分プラスするだけで台北に寄れるというので、台湾に行くことにした。

台湾は始めてである。ソウルでアキさんから色々情報や資料をもらい(アキさんは台湾も10年出入りしている)、台北に降り立った。

外に出た途端に蒸し暑い空気に包まれた。

バスで市内に向かい、アキさんに教えられたタイペイ・ホステルにチェック・インした。



外観(上)は荘厳だが、バックスクリーンは寂しい

台湾でも早速プロ野球を見に行った。タイミングよくこの日は兄弟エレファンツvs統一ライオンズの試合が行われる。

こちらの応援団は外野に陣取り、日本よりも地味な応援をしていた。

球場は荘厳な外見とは異なり、バックスクリーンがプロ野球とは思えないほどちゃちだった。

試合は5−1で兄弟エレファンツが勝った。

夜、宿のロビーでテレビを見ていると、見覚えのあるスキン・ヘッドの男性がいた。まさか…。

 

私の記憶は正しかった。翌朝ロビーに行くと「あれっ!? 太田さんじゃないですか!」と声をかけてきた。

そう、前年の1月にカンボジアのシェムリアプで会ったけろたんだ。

全くの偶然だ。けろたんは休暇を取って旅をする社会人パッカーだが、今回はベトナムに行くために台北にストップ・オーバーしているという。

その夜は2人で士林夜市に行き、食い倒れのはしごをした。

この夜市はひしめき合うように屋台が密集し、台湾ステーキあり、焼きそばあり、小龍包ありと見ているだけでお腹がいっぱいになりそうだ。

私達は鉄板焼きの店に入った。玉葱を残している彼の姿を見てシェムリアプでの出来事を思い出した。

彼は玉葱が苦手で、シェムリアプでオムライスを注文する時「No onion」と言ったのがうまく伝わらず、山盛りの玉葱を入れられていた。

私達はこの1年余の時間を埋めるように、自分達や共通する友人のことを話した。

旅は時として奇跡を生む。そのドラマが旅の醍醐味なんだろう。


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