Anchorage
初めての海外
ある日始めて国際線の飛行機に乗る夢を見た。
空色の飛行機で行き先はボストンだった。
それまでは海外には興味がなく国内旅行ばかりを繰り返していた。
それが、この夢をきっかけに無性に海外に行きたくなった。
片っ端から雑誌を買ってきて読みまくる。
行き先はアラスカにした。
オーロラに惹かれた。料金もヨーロッパほど高くなかった。
飛行機は大韓航空。
都市は違うが夢の通り空色の飛行機でアメリカに行くことになった。
初めての海外は不安がいっぱいで、何度も旅行会社に電話した。
出発は成田だった。
成田までの旅費を浮かすため室蘭から大洗までフェリーを使った。
水戸で1泊し翌日成田へ。
予定していた飛行機(ロサンゼルス−東京−ソウル)が遅れていたため、
1本早い飛行機になった。
2時間ほどで韓国が見えてきた。車が右側通行だ。
空港には見慣れないハングル文字が。
本当に外国に来たんだ。
数時間の乗り継ぎでアンカレッジへ。
昼過ぎに日本を出発したのにアンカレッジには同じ日付の朝に到着した。
タイムスリップでもしたかのようだ。
街の信号が日本と違う。そんなことにも戸惑った。
翌日、フェアバンクスに飛びオーロラを待った。
一発勝負をかけた夜は曇空でオーロラは見られなかった。
そんな海外の第一歩だった。